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-植物鉄栄養研究会-


NPO法人
19生都営法特第463号
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鉄欠乏条件下でキュウリが分泌する4′-ketoriboflavin

Date: 2019-01-23 (Wed)

ノート
鉄欠乏条件下でキュウリが分泌する4′-ketoriboflavin
 
Cucumis sativus secretes 4′-ketoriboflavin under iron-deficient conditions
  
Junichi Satoh, Hiroyuki Koshino, Kouta Sekino, Shinsaku Ito, Ryo Katsuta, Kouji Takeda, Etsuro Yoshimura, Fumie Shinmachi, Shinji Kawasaki, Youichi Niimura, and Tomoo Nukada
  
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, 2016
Vol. 80, No. 2, 363–367
http://dx.doi.org/10.1080/09168451.2015.1095070
  
正常な条件下ではなく、鉄欠乏条件下でキュウリ(Cucumis sativus)が分泌する新規物質を見出した。
LC-MSとNMRを用いてその化合物が4′-ketoriboflavinであると同定した。これは生物界で4′-ketoriboflavinが存在するという最初の報告である。

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コメント:リボフラビンや4′-ketoriboflavinフラビンの鉄結合定数やどれくらいの鉄溶解力活性があるのかは、不明である。

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鉄欠乏の根が分泌するリボフラビンと新規4’−ケトリボフラビン